高血圧症

診療の様子血圧が135/85mmHg以上は高血圧症の可能性があります。自宅では低いのに病院や検診では血圧が高くなる白衣高血圧や、体の動きやストレスでも変動しますので、高血圧を疑われた方は、自動血圧計を購入して普段の血圧を測定しましょう。

高血圧症の原因

遺伝と加齢、塩分の取りすぎ、運動不足、肥満、ストレス、気温(暑さ、寒さ)などの環境因子があります。

高血圧症の症状

高血圧症としてほとんど自覚症状はありませんが、肩こり、頭痛、めまいを起こすことがあります。
症状がなくても将来、心臓病、脳卒中、腎臓病など日常生活、寿命にかかわる疾患の原因となり得ます。

高血圧症の治療

高血圧の治療には、生活習慣改善などの非薬物療法と薬物療法の二本立てで行いますが、通常、内服の降圧剤を処方します。単剤のみで効果が弱い時には、作用の異なる薬を併用します。
内服を続けながら、降圧効果を安定させるために減塩食、体重コントロール、運動などにつきまして、それぞれの御病状に合わせて御指導します。
生活習慣の改善によって、他の疾患の合併を予防し、降圧剤を減らせる可能性もあります。
目標とする血圧は年齢や、他の病気の有無によって異なりますが、まずは135/85mmHg未満を目指しましょう。